アドベント第3週 「ヨハネへのお告げ」マタイの福音書1章18〜25節、ルカの福音書2章1〜5節
ヨセフの悩み
ヨセフさんは、マリアさんと結婚の約束をしていた人です。ヨセフさんは、正しい人で、神様を信じていました。だから、マリアさんに告げられたことが聖霊なる神様によるものだと信じることができたのでした。ヨセフさんは、マリアさんが全世界の人を救うキリストの母となることを自分が信じられても、他の人々はどう思うのかと悩んだことでしょう。自分がキリストの母の夫となってもいいのか、キリストの父となってもいいのかと自信もなかったのかもしれません。
ヨセフの判断
ヨセフさんは、マリアさんが結婚していないのに赤ちゃんを産むことがみんなに知られると、聖書のきまりの通り、石打ちの刑に合わなければなりません。そうしたことにならないように、マリアさんと結婚することをやめて、マリアさんが赤ちゃんを産むことを内緒にしようと思いました。
夢でヨセフへのお告げ
ヨセフさんが眠りにつくと、夢で御使いが現われました。御使いは、ヨセフさんに「恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。」と話しました。マリアさんと結婚することをやめようとしていたヨセフさんでしたが、この赤ちゃんが世界の人々の救い主であることを知り、神様のご計画に従い、結婚しました。
住民登録をしにユダヤのベツレヘムへ
ローマの皇帝から住民登録をせよという命令が出ました。家族の名前を書きに、自分の生まれた町に帰るという命令です。ガリラヤのナザレの町から、ユダヤのベツレヘムという町へマリアと共に旅をしました。
最後に
信じにくいことがあっても、ヨセフさんは、神様を信じました。ヨセフさんは、神様のご計画のために、マリアさんと結婚し、マリアさんと生まれてくるイエス様のことを守りました。私たちも、恐れないで、神様に従うことができると良いですね。