「星に導かれた博士たち」ルカの福音書2章
東方の国の博士たち
遠い東の国の博士さんたちは、星を調べていました。そんな外国にいるの博士さんたちに神様は星を通して救い主の誕生を知らせたのです。救い主誕生を教えてくれる星は、他の星と輝きが違いました。博士さんたちは星と救い主のことを調べて、ユダヤに生まれることがわかりました。
ユダヤへ旅する博士たち
博士さんたちは東の国で偉い人たちでしたが、危険な旅をすることを選びました。ユダヤまでは遠い旅になりますが、救い主にお会いして、宝物をささげたいと思いました。星は博士さんたちをユダヤの町まで導きました。
エルサレムの人々の反応
無事にエルサレムに着いた博士さんたちでした。博士さんたちは、救い主が生まれたことを知っているだろうエルサレムの人々や王宮に聞きました。エルサレムの人々は、驚き困ってしまいました。王宮のヘロデ王さまは、自分に代わってユダヤの王様になる人が生まれたことに不安と怒りを感じました。学者たちに救い主が生まれるのはどこなのかを尋ねると、「ベツレヘムです」とすぐに答えられた。しかし、救い主を探しにいくのは博士さんたちだけであった。ヘロデ王様は博士さんたちに「もし、救い主を見つけたら、私に知らせてほしい。私も行って拝むから。」と言いました。しかし、ヘロデ王も学者たちも、救い主を礼拝するつもりはなく、むしろ見つけて殺そうとしていました。
宝物を献げる博士たち
星が再び輝き出し、博士さんたちをベツレヘムのイエス様たちの家へ案内しました。マリアさんと幼子イエス様に出会うことができました。博士さんたちは、富と力をもつ王様の”黄金”、罪の赦しを祈る大祭司の”乳香”、罪の身代わりの犠牲の死を克服する”没薬”を宝箱から出しておささげしました。そして、幼子イエス様を礼拝しました。
神様は博士さんたちに、ヘロデ王のところに戻らないようにと伝えました。そうして、博士さんたちは、自分たちの国へと帰っていきました。
ヘロデ王様は、博士さんたちが報告に来なかったことに怒り、2歳以下の男の子を殺すように命令しました。
ヨセフさんとマリアさんは、御使いからエジプトに逃げるように言われていたので、イエス様は殺されずに済みました。
最後に
救い主の誕生の知らせを聞いたら、どうしますか? 救い主の誕生を喜びますか?
博士たちは、他の国の話で、星の不確かな知らせであったのにも関わらずに、はるばる危険な旅をしてまで、救い主に会いに行きました。
一方、エルサレムの人々は、救い主を待っていたのにも関わらず、関心を持たずに困ってしまった。残念ながら、自分と無関係と思っていました。
世の権力者のヘロデ王は、自分の身を守ることしか考えていませんでした。救い主を殺そうとしました。
救い主に会いにいくだけでなく、自分たちの宝物をささげるほど、お祝いをしました。私たちも救い主を心の中心に置いて、自分の大事なものをささげたいと思います。